『Re:CREATORS』11話「軒下のモンスター」あらすじ解説&感想

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アルタイル陣営との戦いの後、緊急搬送されて病院で治療を受けたメテオラとセレジア。深い傷を負いながらも幸い命に別状はなく、担当医師からも、構造的には人間とまったく同じなのに驚異的な回復力だと驚きの声がでる。

セレジアが目を覚ましたとき、傍らには原作者の松原が居た。

目覚めてすぐ自分よりも仲間の心配をするセレジアを見て松原は呆れるが、そういうキャラクターに設定したのはあなた自身でしょうと、彼女も呆れかえす。

そしてセレジアは、松原に感謝の言葉を述べる。自分がパワーアップして相手を退けられたのは彼のおかげだと。だが彼は、それは何よりも新設定を受け入れてすぐに拡散してくれたファンたちのおかげだと言うのだった。

誰かがつくったキャラクターや物語を、誰かが観て気に入って、それを周りに進めていくことで『物語』は真に輝き、人々の心のなかで底知れない力を持つ… それを被造物の立場から肌身で実感したセレジア。

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「少しの時間だったけど本当に具現化するなんて、あなたの物語ってすごく人気あるのね」

「別に、俺の作品に限ったことじゃない。皆、おはなしは好きなんだよ。お前は嫌いか?」

「嫌いじゃないわよ。私の世界には殆どそんなものは無かったけど…」

「俺が設定してねぇからなぁ…」

「ほんとよ(苦笑)」

「テンポとか崩れないように考えて、入れてみるか、そういうの。」

「え?」

「次の巻から入れようかって言ったんだ」

「そう… みんな喜ぶわ」

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松原は、セレジアに「あの世界に帰りたいか」と訊くが、彼女はすぐに「えぇ」と応える。

自分が書いた世界で大変な想いをしているであろうセレジアに対し松原は謝るが、セレジアのほうはこの現実をもう納得して受け入れていて、「自分でつくっておいてそんな言い方ないでしょう。だいたい、私たちの世界は娯楽のために作られましたなんて、戻っても言えないわ」と言い返す。

そんなセレジアに松原は、確かに誰かの娯楽かもしれないが自分も遊びで書いているつもりはないと言い切る。

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「お前らを書くことが、俺が生きてたって証なんだ」


その頃、颯太は屋上でたそがれていた。

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今まで自分がアルタイルとシマザキセツナに関する事実を隠してウジウジしていたこと、そのせいで周りの人たちが不必要に傷ついたことなどを考えていたのだ。

そこにやってきた鹿屋は、颯太をなんとか励まそうとする。が、まだ自己嫌悪と後悔でくよくよしていた彼にはなかなか通じない。

いい加減見かねた鹿屋は颯太をギガスマキナに乗せて雲の上に飛んでいく。

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曇り空の上の青い空を見せながら鹿屋は、「反省はいいけど今の君みたいに拗ねたり変な後悔なんてぜんっぜん意味ないってこと、僕のアニメ観てりゃ君にだって分かるだろ」と自分の作中での生き様を反面教師に用いて説教をする。

勝手な理屈だと言い返す颯太だったが、鹿屋は更に付け加える…

自分はこの現実世界にくることで作品の世界で抱えていた色々なしがらみから解き放たれて、考える余裕ができたこと。

作品のなかでは勝手に使命を押し付けられて嫌々戦っていたことに腹を立てていたけれど、現実世界にやってきて色々考えるうちに、自分のあの世界を救えるのは結局自分だけなんだと悟って、そんなに悪いことじゃないと思えたこと。

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「君も君にしか出来ないことをつくりなよ。済んじゃったことを嘆くより、そいつをつくったほうが、なんつうか建設的じゃない?」

 

鹿屋の言葉に感銘をうけながらも、自分は物語の主人公じゃないから無理だと思うと言う颯太。

鹿屋はそんな彼に、人間が決して万能の神でないことを知っていながらもこう言う…「主人公どころか神様なんだから出来ないことなんかあるわけない」と。

続いてこうも言う。

自分たちのような作品のキャラクターは、良いか悪いかはさておき目的がはっきり決まっていて、そこから飛び出ることがない。使命がハッキリしているのは楽で、なおかつ作品の中では基本「向いてないのにさせられる」ということも無い。それとは違いこの現実世界では「向いていないのにさせられる」ということが有る。

それは裏を返せば設定やストーリーラインに縛られていないということであって、つまり君たちはどこへでも行ける。『容易くはない』にしても、自分で選んで作り上げられると。

 

颯太は「そんなの大変なだけじゃないか」とまた言い返すが、

鹿屋は、「それは自分自身のおはなしを自分だけのために書けるんだから凄いことなんだ」「物語の主人公は世界を救うことしか能がないけど、それは救われる世界が有るからこそ居られるんだ。その世界は誰が作るのさ」と諭すのだった。

それは物語の作者にのみ向けられた言葉でなく、ひとりひとりの人生という物語が重なってこの世界を作っていて、だからこそ主人公は救うべき世界を持てるんだと、そういう意味合いも含まれているようだった。


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メテオラに呼び出されて集合した対策会議メンバーたち。彼女は皆に、アルタイルの作者はもう見つけようがないことを伝える。どういうことかとざわめく面々。そのとき颯太が口を開き、今まで隠していた事実を打ち明けはじめる…

以前から漫画やゲームやアニメやライトノベルが好きで、クリエイターを夢見て細々と絵を描いてはネットで公開していた颯太。

だがその絵はお世辞にもうまいと言えるものではなく、反応もほとんどもらえなかった。そんなある日、ある人物が彼の絵を気に入ってコメントをつけてくれたのだ。その人物こそシマザキセツナである。

最初はメッセのやりとりから始まった彼女との付き合い。徐々に親しくなっていき、お互いの住んでいる場所も知るようになった。

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そんなある日届いた、SNS(ソーシャルネットワークサービス)のおおきなイベントに一緒に行ってみませんかという誘い。颯太はそこでシマザキセツナことシマザキユナとはじめて顔を合わせ、彼女に惹かれる。

ふたりで見学に向かったイベント会場で更に仲良くなるが、

それ以降もつづいた付き合いの中で、彼女だけが絵師としての才能を伸ばしてどんどん大きな存在になっていくことに、なかば嫉妬を募らせていく颯太。次第に自分からは連絡をとらないようになる。

そんなとき、ネットの一部にて彼女に対するパクり疑惑が浮上しているのを目にする颯太。

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ただの嫉妬から来る言いがかりだと分かってはいたので、最初こそどうにかしなければいけないと思っていた颯太だったが、

内心では、彼女が足を引っ張られることによって自分の寂しさが消えていくような満足感を覚えてしまっていたのだった…


感想

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颯太のシマザキユナに関する話にももちろん興味は有りますが、やはり今回一番の見せ場は、松原とセレジア,颯太と鹿屋の会話でしょう。

ライトノベルの原作者が、自分が描いた主人公と触れ合う中でまた自分の作品に対する愛や熱意を強くする。松原さんの言葉…彼とセレジアの、ほんとうに血の通った親子のような会話で、すこしウルっときました。

セレジアがいつか作品のなかに帰ってしまうことを想像して、おはなしとはいえ寂しくなる。

にしても松原さんかっこよすぎないですかねぇ… たぶんクリエイター関係のお仕事されている方なんかは惚れちゃうんじゃないでしょうか。単純に人間として尊敬できるし。ああいうおっさんになりたいですわホントに。

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颯太のほうも、被造物である鹿屋にたくさん励まされる。鹿屋の言葉には、決してクリエイター業に身をやつしている人間のみにとどまらない真理があった。

というか颯太は被造物に励まされてばっかりですよね。

『Re:CREATORS』というタイトルが『被造物』だけをさす言葉ではなく『おはなしの登場人物に刺激をうけて逆に成長していく創造主』といった意味も暗に含んでいるのだとしたら、そのテーマを一番に体現しているのはやはり颯太なのでしょう。

 

そして、颯太の悩みは一辺倒に笑えたものではないのも事実。自分の無力とか、才能の無さとか、生き方の選択とか、生きてれば悩みはつきない。全く悩まずに生きてる人間なんて居ないでしょう恐らく。人間、「俺だけなんでこんな思いをするんだ」「あいつはいいよな」そんな気持ちになることもある。

そういう漠然としているけど確かに存在する壁をどう乗り越えていくのか…一生の課題です。失敗を繰り返して、はずかしい思いをして、少しずつ修正していくしかない。が、ひとつハッキリ言えることは、どんな道に進むにしても、あと腐れがあってはダメということ。

「本当はこうしたいのに」「俺ならできるのに」というのをほったらかしにしたり、自分の努力が十分でないことをごまかして他人を妬んでばっかりでいると、ちょうど今の颯太のようになってしまう。某掲示板で憂さ晴らしをして過ごすおっさんになってしまう。

作者によって筋書きを決められている『おはなし』とは違って、現実の私たちが自分で道を選べることは幸運。でも自分で選ばなければいけないのは苦難でもある。その両方の面を受け止めて、自分でちゃんと選んで、腹をくくって、精進していかなければいけない。

こういうアニメを観ていると、そんな当然のことを、ハッと思い出すときが多々有ります。

誰にでも有り得ることだから、誰でも大なり小なり抱えているものだから、颯太の成長がうれしく感じる。

これからの展開に期待です。

 

果たして颯太はこの事件をとおして何を学んでいくのか、どう成長するのか…キーパーソンなのは間違いないけれど、物語の最後にはどう関わるのか…

もしかして最後にはアルタイルの設定を改変しちゃったり、はたまた自分だけのキャラクターを描いてアルタイルに抵抗したりするかもしれない。いろいろ想像が膨らみます。

まぁあまり先のことを考えてもしょうがない。当面いちばん厄介な相手は築城院真鍳かもしれないなぁ… 主人公陣営があいつをどう処理するのか本当に楽しみです。

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