カブキブ!2話「いとしと書いて藤の花」あらすじ&感想

歌舞伎役者の御曹司で、すでにプロとして舞台に立っている蛯原が旧校舎で稽古している様を見て、感動した黒悟はすぐさま彼に声をかけにいく。

黒悟は、蛯原の稽古に感動したことを含め自分の歌舞伎愛を伝えたのち、自分たちが歌舞伎同好会をやろうとしていること、観劇するのではなく自分たちで舞台に立って歌舞伎を演じようとしていること、そしてそのアドバイザーになってはもらえないだろうかという願いを明かす。

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だが、まだ未熟者ながらも本物のプロである蛯原は、「僕は3歳から13年間、毎日歌舞伎の稽古をしているが、それでも僕の演技は醜い物だろう。それが歌舞伎の世界で、だからこそ基本は世襲制なんだ。演じるのと鑑賞するのは違う。素人に歌舞伎のなにが分かるんだ。歌舞伎には400年の歴史があって、その歴史を背負う家に生まれたら、そんなお気楽なことは言えない。歌舞伎を安易なものとして扱うのは勝手だけど、それに僕を巻き込まないでくれ」と言い放って去っていくのだった。

しかしながら黒悟は、歌舞伎を決して安易なものと考えているわけではなかった。

 

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後日、黒悟ととんぼが街に出かけていると、演劇部のエースであり歌舞伎同好会のメンバー候補でもある芳先輩が、持ち前のイケメン性質のせいで見ず知らずの男女のもつれに巻き込まれているところに遭遇。(芳先輩は他校の女子からも大人気らしい)

芳先輩が男に殴られそうになるが、とんぼが間に入って身代わりになり、彼女は無事で済んだ。

お詫びにと一緒にはいったファストフード店で、話のながれで、演劇部と掛け持ちでいいから歌舞伎同好会にはいってもらえないかと持ち掛けた黒悟。

「このまえも話したけど歌舞伎って男の世界でしょ?」という芳の問いかけに、そもそも歌舞伎をはじめたのは出雲阿国という女性の踊り子で、『歌舞伎踊り』の「かぶく」というのも「傾いてちょっと道からはずれた変り者、個性的な者」をさすという、歌舞伎の源流を語り聞かせる。

「歌舞伎は衣装も大事だと思うけど」という話になると、トンボが、衣装づくりの候補として、コスプレイヤーの間で神と崇められているらしい同級生の衣装製作者に目星をつけているという。

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舞台の話になるとさすがは熱い芳先輩。衣装の話から転じて、「私が思うに、舞台は総合芸術。役者,衣装,美術,音響,証明といった、世界観をつくるスタッフの存在がほんとに重要だから」と語りだす。

歌舞伎の話で盛り上がってきたところで黒悟は、いちど本物の歌舞伎を観に行ってみないかと提案するのだった。ということで後日一緒に歌舞伎を観に行くことになった3人。

 

一方そのころ…

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実家に帰った先生は、昔よく歌舞伎を観に行っていた父親に「うちの生徒が部活で歌舞伎をやりたいと言い出したんだけど、伝統芸能だから敷居も高そうだしなあ」「僕も昔観に行ったけどぜんぜん意味が分からなかったし」と相談をもちかけるが、

「歌舞伎なんてのはもともと庶民の娯楽なんだから敷居なんざ1ミリもありゃしない」と一蹴され、「何のためにイヤホンガイドがあると思ってんだ。ぐだぐだ抜かしてないでいっぺんイヤホンガイドを借りて観てこい」と促されるのだった。

 

黒悟のほうは、何度も何度もあきらめずに声をかけていた甲斐あって、日舞の名取である丹羽花満と、彼の自宅で話をする約束を取り付ける。

先輩の家におもむいて部屋に入ってみると、筋トレ器具と格闘技のポスターでいっぱいだった。

もう踊りを嫌いになったと、踊りから逃げるように「男の強さ」に、格闘技にのめりこんでいた丹羽。

しかし黒悟は、学校の体育館裏の藤棚で竹刀を担いで無意識に楽しげに踊っている丹羽を、偶然にも見かけていたのだ。そのときの彼の踊りに、たしかに藤娘を見た黒悟は、「踊りが嫌いなんて嘘だ。好きなら続けましょう。先輩の力が必要なんです」と訴える。

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黒悟の言葉に衝撃を受けた丹羽は、「女舞が好きなのに体がどんどんゴツくなっちゃって…」と、泣きながら本心をさらけ出すのだった。彼は、実は生粋のオネエで、本当は踊りをこれ以上ないほどに愛していたのだ。身体がどんどん男らしく成長していくなかで、丹羽は、もう女舞はできないんだ強くなるしかないんだと、葛藤を抱えてやけくそになっていたのだ。

黒悟の情熱と前向きな言葉で、自分の中身を隠す必要はないのだと気づき吹っ切れた丹羽であった…

 

その日の夕方、蛯原は、師匠(祖父)に黒悟の歌舞伎同好会のことを嘲笑いながら話していた。
「協力してあげないのかい?」と言う師匠にたいして「歌舞伎はおあそびで出来るものではないですから。歌舞伎好きの素人と一緒にされたくはありません」と応える蛯原だったが、

「言葉に気をつけなさい。素人さんを楽しませるのがあたしたちの仕事だよ」と叱られる。

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師匠に言われ、陳謝し、「おじいさんのような役者を目指して精進します」と話す蛯原だったが、さらに「あたしとお前さんは別の人間だから、同じ役者を目指したところで無意味だ。お前さんは『白銀屋』を継ぐ役者だし、型だけの役者で終わるはずがないが、稽古に熱心すぎる。芝居以外のいろんな経験を積みなさい。若者らしく愉しむことも大事だよ」と諭される。

どうやら彼にとっては、これから長い自問自答の入口になりそう。

 

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後日、黒悟・とんぼ・芳・丹羽の4人は、約束通り歌舞伎を観に歌舞伎座に来ていた。

自分の本音をぶちまけてすっかりオネエになった丹羽は、上機嫌でおにぎりを全員分つくってくる女子力を発揮。

4人それぞれワクワクの観劇。

いよいよ拍子木が鳴り、幕が開く―

 

感想

展開が速い!内容が濃い!歌舞伎の知識もちょいちょい入れつつ、それぞれのキャラクターの心の動きをしっかり説得力を乗せて描きながら、飽きさせないテンポのよさ。緩急も見事で、素直に面白いです。

丹羽先輩がオネエだったのにはびっくりしましたし、正直男キャラのままでいてくれたほうが「カッコ良くはあった」。しかし、オネエを解き放っても魅力的な先輩であることに変わりはありません。

いまのところ個人的にいちばん好きなキャラクターは芳先輩。美しくてかっこよくて凛々しくて、こういうキャラって昔からおなじみで王道ですけど、やっぱり王道たりえるだけの良さがある。男勝りなイケメンフェイスでありながら私服は女の子らしくてキュートだし、性格も穏やかで母性にあふれてる感じで、凄くいいと思います。

あと今回はとんぼがカッコよかったですね。喧嘩の最中に間にはいって自分が殴られるって、お前どんだけ良い奴なんだと。なかなかしないでしょ、あんなこと。それで怒ってる様子もないし、誰に当たるでもない。ほんとに、どんだけ良い奴なんだ。

 

まあそんなこんなで、歌舞伎同好会結成にむけて大きく一歩前進しましたが、さあさどうなりますやら。次回のレビューも、乞うご期待。

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